明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。
令和1年10月1日より消費税の税率が8%から10％となりました。
法人のお客様の中で早い方ですと昨年12月に新税率での確定申告を終えられた方もおられます。そこで今回は日々の業務でお客様から領収書・請求書などをお預かりする時に気づいた点をお話しようとおもいます。
これまで2回の消費税の増税がありましたが、消費税率が10％にかわったことで以前と大きく変化したことはやはり軽減税率の8％が適用されるようになったことです。レシートを見ると軽減税率が適用される商品に★などの印がつき、10％との商品との区別がされ、8％と10％の税率ごとに商品の合計額とそれにかかる消費税額が明記されています。会計ソフトへの入力の際も、税率区分ごとに入力する必要がありこの点は慣れるまではご負担となる方もおられるかもしれません。
またキャシュレス還元などの試みは以前にはないものです。10％が適用される前は個人事業者の方だと10％への対応が遅れるのではと危惧されておりましたが、キャシュレス還元などの試みであってもスマホのアプリをダウンロードするだけで良いという手軽さからかどちらの税率を適用すれば良いのか迷う場面は当初思っていたよりは少なかったという印象をもっております。
そして商品によってはポイント還元により、増税前よりも安く手に入れることができるためか、駆け込みの購入も過去に比べると少なかったのでないでしょうか。今後もどのようになるかを注視する必要はありますが、各々のペースで税金に関心を持ち続けることで乗り越えることができるのではと考えております。