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住宅ローン控除

税理士法人サポートリンクの矢野です。

今回は、住宅ローン控除を行う方法や実際に控除を行う際に、準備する書類についてまとめてみました。

 

まず、住宅ローン控除とは正式名称「住宅借入金等特別控除」といい、住宅ローンを利用してマイホームを購入した場合に、そこから一定期間、住宅ローンの年末残高に応じて一定の割合に相当する金額を個人の所得税や住民税から控除してくれる制度のことをさします。住宅ローンには大きくわけて2つの控除方法があります。

  • 1年目の方は必ず確定申告による方法。
  • 2年目以降の方は年末調整による方法。

 

確定申告による住宅ローン控除

始めて住宅ローン控除を適用しようとする場合は必ず確定申告を行わなければいけません。

準備する書類も多岐にわたりますので、余裕をもって準備しましょう。

 

・必要な書類

【原本が必要なもの】

  • 確定申告書A

税務署にいけば入手できます。国税庁のホームページからも入手することができます。

(確定申告書には「A」と「B」がありますが、会社員の方は特段他に収入等なければ「A」をご使用下さい。)

  • 源泉徴収票

勤務先から入手します。1年間でもらったお給料の金額や支払った保険料などが記載されています。

  • 住民票の写し

市町村役場から入手します。

  • 建物・土地の登記事項証明書

法務局から入手します。

  • 借入金の年末残高証明書

住宅ローンを借入れした金融機関から送られてきます。

 

【コピーで可能なもの】

  • 建物・土地の不動産売買契約書(請負契約書)のコピー

マイホームを購入した際に不動産会社と契約した書類。

  • 還付先の銀行口座の通帳のコピー

確定申告をして、無事に税金が帰って来ることになったら、帰って来るお金が振り込まれる口座です。

  • マイナンバーの確認書類

平成28年1月からマイナンバー制度が開始されています。確定申告の際には記載忘れのないようご注意下さい。

 

以上が確定申告をする際に準備しなければいけない書類です。

意外と多いですね。計画たてて余裕をもって準備しておきましょう。

 

 

年末調整による住宅ローン控除

前年に確定申告で住宅ローン控除をされた方には、管轄の税務署から「給与所得者の(特定増改築等)住宅借入金等特別控除申告書」兼「年末調整のための(特定増改築等)住宅借入金等特別控除証明書」という書類が送られてきます。1枚につき1年分で、全部で9枚(9年分)が1度に送られますので、紛失に注意してください。

 

・必要な書類

【原本が必要なもの】

  • 住宅借入金等特別控除申告書

1年目の確定申告が終わった後に、税務署から送られてくる書類です。

  • 借入金の年末残高証明書

住宅ローンを借入れした金融機関から送られてきます。

 

以上です。

1年目に住宅ローン控除の確定申告をしていれば、2年目以降は勤務先の年末調整で手続きをしてもらえます。勤務先の会社に扶養控除申告書、保険料控除申告書と一緒に上記書類2つを提出すれば大丈夫です。1年目と比較してもグッと手間が省けますね。

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