新規顧客と既存顧客のどちらを重視するかは、業種・環境・規模などにより
異なってきます。税理士事務所は、圧倒的に「既存顧客」重視です。
それでは、一般企業はどうように考えればいいでしょうか。
1. 業種による違い
高額商品で購入頻度が低いものは、繰り返し購入する訳には行きませんから、
新規顧客の開拓が重要になります。
一方、飲食や日用品・食料品などの最寄品は、日々の生活に密着しており、
同じお客様が繰り返し購入してもらうことが可能ですから、当然既存顧客
重視になります。
2. 環境による違い
昨今のように、ターゲット層自体が減少したり、競合の算入で顧客を奪い
合っている場合には、まずは既存顧客の他社への流出を防ぐことが重要に
なります。顧客管理やサービス体制を見直し、顧客満足度を向上させるこ
とが重要です。
3. 規模による違い
中小企業は、お客様の声を聞きながら、お客様の顔が見える関係を築いて
いけるのが強みになります。
4. 新顧客を獲得するコストは高い
新規顧客を獲得するためには、リピーターにならない人に対しても、コスト
をかけざるを得ないというジレンマがあります。新規顧客を獲得するコスト
は、既存顧客を維持するコストの5倍かかるといわれています。
5. 既存顧客をつなぎとめる
既存顧客をつなぎとめる効果は、一般的に、顧客離れを5%改善すると、利益
が25%改善するといわれています。まずは、既存顧客にリピートしてもらえる
仕組みを作り、売り上げの維持・拡大を図りましょう。
6. 顧客との絆を強くするには
顧客離れの原因はいろいろですが、その原因の主たるものは、顧客への無関心。
お客様に対して常に関心を持ち続け、具体的な行動を起こしていくことが大切
です。
中小企業は個別対応力が強みです。個別対応力を生かして、いかに自社のファン
づくりの仕組みを作るかが業績向上のキーポイントです。

