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税務調査の対象になる会社とは


税理士に税務調査はつきものです。
私の会計事務所の顧問先では、最短会社設立から4ヶ月で
税務調査があったところもあります。ただし、これは例外中の例外です。


日本全国には約300万社の会社があります。
その中で毎年、約15万社が税務調査の対象になります。つまり、全体の約5%です。


では、どんな会社が税務調査の対象になるのでしょうか?

 
もちろん、様々な要素があるのですが、
その中の「重要な要素の1つ」に「イレギュラー」という要素があります。
つまり、決算書の数値が同業他社とかけ離れて異常であるということです。


例えば、
1.店舗数が増えているのに、売上が伸びていない
2.広告宣伝費が伸びているのに、売上が伸びていない
3.従業員が増えているのに、福利厚生費などが伸びていない
という状況です。


この場合、税務調査官は「なぜだろう。調べてみよう。」と思うのです。


具体的には、
1.店舗数が増えているのに、売上が伸びていない
  → 売上を抜いているのではないか?
2.広告宣伝費が伸びているのに、売上が伸びていない
  → 売上を抜いているのではないか? 
3.従業員の給与が増えているのに、福利厚生費などが伸びていない
  → 架空人件費があるのではないか?
という「可能性」を考えるわけです。
 

つまり、「数字に整合性がある」ということは、非常に大切なのです。


もちろん、これは「さあ、税務調査が来るぞ」となってからでは
過去の数字を修正することはできません。
だから、普段から「規則性」ということを意識して、処理することが大切なのです。


しかし、適正に処理しても不規則性が出てしまうこともあります。


当然、税務調査の対象として選択される確立はあがります。
しかし、不規則性があっても、もちろんそれが事実であれば、
税務調査に来られてもまったく問題はありません。


だから、問題にはなりませんでしたが、
こういう「不規則性」を税務調査官はマークするのです。


このように税務調査官は

1.税務調査に行く会社を選定する場合にも
2.税務調査の現場でも

「不規則性」ということに注目します。


なぜならば、「その不規則性から否認事項が出る」ということを 【過去の経験則】から
知っているからです。


だから、普段の取引、経理処理も「規則性」を意識して、行なうべきなのです。


もちろん、適正な取引の結果、そうなってしまうことは仕方がありません。


ただ、その内容まで税務調査官は分かりません。
この結果、「なぜだろう。調べてみよう。」と思う訳です。


いかがですか?


みなさんの会社の取引や経理処理に「不規則性」はありませんか?


もちろん、無理やりなくす必要はありません。
また、なくせるものでもありません。


ただ、「不規則性」ということを頭の片隅でいいので、憶えておいて欲しいのです。


これを意識して処理するのと、そうでないのでは、結果が違う場合もあるのです。
 

日時:2009年8月26日 09:08


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