税理士をしていると顧問先から利益が出ているのに、
資金がないという相談(嘆き?)を聞くことがよくあります。
利益が出ているのに、資金繰りに行きづまるのは何故でしょうか?
会計上、利益が出ていても、その利益が効率よく資金化されず、
売掛金や棚卸資産等に貼りついてしまうからです。
1.売掛金の残高 > 買掛金の残高
売掛金は、平均回収サイトは長いのに、買掛金は翌月にはきちんと支払う。
これでは、資金の回収が遅れ、支払が先行するので、
間違いなく資金が不足していきます。
2.在庫商品の販売期間の長期化
在庫商品が販売・代金回収されるまで、「資金」とはなりません。
在庫期間が長引けば、その間資金調達をしなければなりません。
3.借入金元金返済 > 利益+減価償却費
いうまでもなく、利益は最後には資金として会社に残ります。
減価償却費は資金の流失がない費用です。これも会社に残ります。
一方、元金の返済は、費用になりません。しかし、資金は間違いなく流失します。
したがって、残る資金よりも、流失する資金の方が多ければ、
会社の資金は減っていきます。

